大阪府枚方市の再開発ビル「ビオルネ」の管理運営法人（第３セクター）株式会社ビオルネが９月６日、大阪地裁に民事再生法の適用を申請、同日保全命令が下されました。資本金３億円、枚方市が１億３５００万円（４５％）を出資している。負債総額約２６．６億円。

新聞報道によると、「１９年度に近隣商業施設との差別化を図るため施設をリニューアルをした結果、借入金の金利負担等が経営を圧迫、財政状況が悪化した」ことが理由となっている。

再開発ビル管理運営法人では、宝塚まちづくり会社（平成２１年２月破産）に続く破綻例となった。

□再開発ビル「ビオルネ」の概要

・オープン　1990年4月28日

・建物規模　北館　地上15階、地下1階　　延床面積49,465㎡

南館　地上10階、地下2階　　延床面積 6,637㎡

・店舗面積　枚方サティ　　　　　10,785m²

専門店（92店）　　　6,652m²

飲食・サービス店舗　2,846m²

□株式会社ビオルネの概要

・設立　昭和５２年５月

・旧称　枚方岡本町都市開発株式会社

・資本金　３億円（枚方市45%、金融機関30%、損保等18.2%、関係権利者6.8%）