当法人設立１０周年の記念行事の一つとして１１月２４日（木）、「大阪の都市再開発・再々開発を問う」というテーマで記念シンポジウムを開催しました。テーマへの関心の高さが窺える、予想を遙かに超える１４０人の皆さまの参加をいただき、盛会に開催することができました。
シンポジウムでは、特別講演として伊藤滋氏（前再開発コーディネーター協会会長、早稲田大学特命教授、東京大学名誉教授）から「これからの都市づくりー大阪への期待」と題して、東京と大阪のこれからのまちづくりについて、防災のまちづくり、福祉のまちづくり、美しいまちづくりという視点をと再開発法やこれまでのまちづくり手法の抜本的な見直しが必要なこと等、示唆に富む貴重なお話しを聴くことができました。
また、関西出身の岸田里佳子氏（国土交通省住宅局市街地建築課企画専門官）から、これからの課題を４つの課題を挙げられ、再開発手法がどう展開すべきか、についての問題提起をいただきました。　　　　　
パネルデスカッションは岸田里佳子氏にも加わっていただき、テーマに沿って以下の方々からそれぞれの経験や事例を踏まえた再開発事業の意義や評価、これからの再開発についての課題や提案などについてお話しいただきました。
最後にコーディネーターの馬場正哲氏（（株）地域計画建築研究所主席研究監）から「大阪の再開発への希望と期待」と、なぜ今、大阪市街地再開発促進協議会が解散なのか、という問題提起と、これまで事務局長として尽力されてきた島口勝次氏への感謝の意が表されました。
＜パネリスト＞国土交通省住宅局市街地建築課　企画専門官　岸田　里佳子　氏
　　　　　    （株）再開発研究所　代表　　　　　　　　　　横島　毅　氏
　　　　　    （株）都市問題経営研究所　代表　　　　　　　大島　憲明　氏
　　　　　　   Ｋまち工房　代表　　　　　　　　　　　　　 千葉　桂司　氏

当日配布された資料についてはこちらからご覧いただけます。